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sugtassのブログ

とりあえず思いつくままに。

THE LAST OF US はなぜ面白いのか 〜育まれる絆や愛を自然に感じられる芸術的なゲーム〜

最近ほとんどゲームはしないのだが、前々からずっと気になっていた超名作の THE LAST OF US (略称ラスアス)をついにやってみた。年始に少しばかり時間ができ、普段とは違うリフレッシュをしようとふと思ったわけである。最初にハッキリ言ってしまうが、"最高"だった!普段ゲームしない人にもオススメ!グロは注意。18禁です。 

 

ということで、なぜこんなにもラスアスが面白いのかを考えてみた。

(ネタバレなし)

THE LAST OF US の概要

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さてさて、まずはラスアスの概要から。
謎の寄生菌によるパンデミックの発生で全米の人口は激減し、アメリカ合衆国政府は崩壊した……。それから20年。廃墟と化した都市では、物資をめぐって生存者同士の抗争が絶え間なく続いていた。 過酷な旅を共にする1人の中年男と14歳の少女──  闇市場で武器などを売りさばき生計を立てているジョエルは、とある取り引きをきっかけに14歳の少女エリーと行動を共にすることに。旅を通じて、次第に理解し合い信頼関係を築いていく2人 (amazon 商品の説明)
 
絶望しかない世界で、オッサンと少女が懸命に生き抜いていくゲームである。一見、新しさはなくバイオとかと同じサバイバルゲームじゃね?って思われるかもしれない。しかしながら全然違うのだ。さっそく面白さについて述べようと思う。
 
面白さの要素であり他のゲームとの決定的な違いは、育まれる絆や愛を自然に感じられる」ところである。まさに芸術的なのだ。
 
そのポイントとなっているのが下記の3つ。
  • 文字通り”必死"になれる「リアルな戦闘システム」
  • 一緒に生き延びることを感じられる常に協力するプレイスタイル
  • 父性本能をくすぐる14歳の少女 

 

これらによって、キャラクターとプレイヤーの心情のシンクロが見事に起こり、プレイヤーは、物語を進めているうちに自然と絆や愛を感じ、喜怒哀楽をキャラクターと共に深く楽しむことができる。
 
ここからは、それぞれのポイントがどのような要素から成り立っているかを解説していく。
 

 文字通り”必死"になれる「リアルな戦闘システム」

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単に音や映像で驚かすのとは違う恐怖感。特に強敵がでてきたりするわけでもない。仕掛けはリアルさにある。
 
まず、敵の攻撃は一撃で死に至ることが、ほぼ当たり前なのである。
そもそも敵は4種類くらいしかおらず、そのうち2種の攻撃は即死です。それ以外の敵も一撃の重みは他のゲーム以上だ。生身の人間に近いライフポイントになっている。さらに、FPS系によくある時間経過でのライフ回復はなく、回復アイテムを使うしかない。これも現実っぽい要素。
 
それから、弾薬や回復アイテムが豊富にはない。
一発一発を大事に使わざるを得ない。時にはナイフや素手、落ちている身の回りのモノを使って戦う。かなりリアルな戦場を作り出している。
 
そして、戦いの臨場感のような恐怖を最も生み出しているのが、回復を含む道具の使用・武器の変更・加工などすべてがストップなしのリアルタイムに行われるというところだ。回復したければ安全なところに身を隠して、素早く行わなければいけない。武器の変更も敵の出現を考慮して、準備しておかなくてはいけない。
 
頭も瞬発力も駆使して、生き延びることに全力になれる臨場感たっぷりの戦闘システムなのだ。
 
(ただし安心してほしいのは難易度はそこまで高くない。死んでしまっても直前からやり直せるし、何度かトライしているといろんな解決策が思いつくので、クリアする分には初心者でも大丈夫。初級モードにすれば即死をなくすこともできる。)
 

 一緒に生き延びることを感じられる「常に協力するプレイスタイル

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二人で協力しなければ先に進めない場面が多々出てくる。
協力はシンプルで、高所に持ち上げたり、重たいシャッターを一緒に開けたり、泳げないエリーを板に載せて水辺を移動したりなどだ。これらの助け合いを臨終感溢れるリアルな戦場で行うのがポイントなのだ。
 
死が目の前に迫っている非常に緊迫した状態で、敵から逃れるために重たいシャッターを一緒に開ける。戦闘中にもうダメだと思ったときに、幼いエリーが必死に助けてくれる。エリーが単独行動しなくてはならないときの緊張感。たとえ何秒であっても襲われないか心配になる。
 
一緒に生き延びるという行動が、愛情を芽生えさせるのだ。
 
また、ストーリーとしても助け合いが大きく組み込まれており(ネタバレのため触れない)、一緒に生き延びるということを感じられる作品になっている。
 

父性本能をくすぐる14歳の少女

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旅を共にする14歳の少女エリーは、常に気を張ってたくましく振舞っている。14歳とは思えないほどの度胸がある。絶望的な局面ばかりなのに「最高」が口癖。呆れているような吐き捨てる口調だが、プラスの言葉を言ってくれることにプレイヤーも救われるだろう。そんなエリーも旅の中で無邪気さが現れる。
 
マンガや雑誌を楽しそうに読んだり、ゲームセンターで壊れているゲームで遊んでみたり、変顔してみたり、ジョエルをからかってみたり、景色に感動したり、いろいろ細かい演出が組み込まれている。そこで改めて、この子はまだ14歳なんだと感じる。この子を守ってあげなくては」「この笑顔がいつも見える未来をつくらなくては」という親心のようなものが湧いてくるのだ。
 
アクションゲームなのに「フォーカスしているのが人の心の動き」というのが、ラスアスは本当に素晴らしい。
 

まとめ

THE LAST OF US では、下記の特徴がある。
  • 文字通り”必死"になれる「リアルな戦闘システム」
  • 一緒に生き延びることを感じられる「常に協力するプレイスタイル」
  • 父性本能をくすぐる14歳の少女
 
守りたいとプレイヤーにも思わせる14歳の少女と、臨場感たっぷりのリアルな戦闘の中で、一緒に必死になって生き延びていく。これによって「絆や愛が自然に育まれていく」作品となっている。本当に芸術的だ。
 
絆や愛が育まれたパートナーとの旅は、どのような最後を迎えるのか。エンディングも素晴らしかった。旅を共にしてきたあなたは、彼らの最後の深い言葉のやりとりに感極まるでしょう。
 
ここまで自然に入り込めるゲームは今までになかった。
グロテスクに少しでも耐性があれば絶対にやっておくべきゲームだ。
映画などとも違う。ゲームでしか、ラスアスでしか味わえない感動がここにある。
 
最後まで読んでいただきありがとう。sugtassでした。

 

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